どうでもいいこと

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【崩壊スターレイル】鏡流の人物像とその人間関係をMBTIで考えてみる

人間模様が複雑で面白い、崩壊スターレイル「雲上の五騎士」の面々のパーソナリティや関係性を心理学的視点から見てみたいと思う。

タイプ論はいろいろあるが、分りやすく、すっかり浸透したと思われるMBTIを使いたいと思う。

以下の前提をご理解のうえ、あくまでも遊びとして楽しめる方だけお遊びに付き合っていただければ幸いである。

景元、刃、飲月(丹楓)についてはすでにやってみた。

 

h-ichii.hatenablog.com

 

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──が、飲月(丹楓)を上げてから

千の星を巡る紀行PV「仙舟通艦・五龍遠徒」

 

 

ショートアニメ「玄黄」

 

2種の動画が公開された。

ちょっと……おや? と思うところがある。

 

君、なぜそんな露出が増えたんだ?

 

てっきり丹恒-飲月Ver.は丹楓のころの衣装かと思っていたのに、丹楓はきっちり着込んでいたのである。

あの衣装はどこから出てきたのか謎だ。

いったい誰の趣味なんだ。まさか丹恒、お前、実は……

冗談だ。

 

しかし、なぜ丹楓が自身の罪を彼にとっては来世である丹恒に背負わせようとしているのかが腑に落ちない。元はと言えば丹楓のせいであって、丹恒が責められる謂れはないはずである。

白い羽織を着た龍尊面の御仁が丹楓でなく過去のいつかの飲月……もしくは、飲月の集合意識体だったら納得だが、キャストにしっかり丹楓って書いてあるのだ。

丹楓なのかよ……

あれは、罪の意識を刷り込まれて育った丹恒主観の妄想ってことでいいんだろうか。

そうでないと、いろいろおかしいと思うが。

 

まあ、なのが可愛かったからいいか。なのが可愛かったからいい。

 

 

 

このページに書いてあることの前提【重要】

書いている人はアカデミックな心理学はかじったが、MBTIの専門ではない。そのため、MBTIの理解に関し、大元であるユングのタイプ論を使っている。しかし、大してユングのタイプ論も勉強していない。

つまり、MBTIとかユングとかなんとか言っているが、種々ある心理学の理論を薄っぺらくたくさん使っている眉唾ものであり、ただの遊びに過ぎない。

 

丹恒-飲月が実装されるとまたいろいろ考え直してしまいそうなので、実装前までの情報でのお遊びとして上げておく。

 

 

 

鏡流の人物像

鏡流に見られる性質

・厳格
・封建的
・伝統的
・剣技に優れる
・五感が敏感
・はっきりした物言い
・煽りが上手

 

彦卿の同行クエストの際に、以下のような発言が見られる。

「年長者を待たせるなど、失礼だ」

「剣を出して功がないなど、帝弓の司命の神意を冒涜するのと同じ」

このあたりから、その土地の文化に根差した伝統的、封建的価値観を持っているものと思われる。さらに剣首という地位にあることから、飛びぬけて剣が上手いので当然優位機能に体感覚を有しているものと思われる。

それらから、16類型ならISTJかESTJかと思う。

 

外向(E)と内向(I)は判断する材料が少ない。

ISTJならば心理機能がSi・Te・Fi・Ne

ESTJならば心理機能がTe・Si・Ne・Fi

である。

 

キャラカードによると、「『神』を斬り殺す力を手に入れるため、彼女は異なる道を進むことを選んだ」ということだったので、これまで自分が信じてきた主要な価値観を全て捨てたという風に見える。

伝統的価値観を持つ人間がそのような変化を遂げるのは、容易ではない。Ne(外向直感)を活用した結果かと思う。

また、唯一はっきり彼女について言及している景元が「最後まで親しいとは言えない間柄だった」と言っている。

一般的にはESTJの方がINTPと思われる景元とは噛み合いにくい。

 

彦卿への煽り方が発破をかけるという風でE(外向)っぽい。独断と偏見だが、内向性が高い人間は結果的に無自覚に煽ってしまうだけで、上手に煽れない気がする。

 

なのでESTJとする。

 

鏡流の人格を形成する背景

・剣首
・長命種(たぶん)

 

剣首という地位が軍内においてどういうものかはっきり分からないし、雲上の五騎士もどのような立ち位置なのかも分からない。

元帥と将軍が存在しているのは確かなので、まあそれぞれ将官のようなものなのだろう。剣首で中将とかだろうか。他の四人よりも一段高そうなので、その分背負っている責任も重そうである。ESTJならぴったりだ。

未だ経緯が明かされていないまま、刃へのちょっとアレな稽古が断片的に出ていて、その印象が強いせいか怖い女性の印象が浸透しているような気がするが、ESTJで雲上の五騎士のなかでも年長者っぽいことを加えると、けっこうママみが強いと思う。

特に刃に関してはカフカに奪われる前の初代ママと考えていいし、景元にとってはママというかパパのような存在だと思う。

 

 

鏡流(ESTJ)-景元(INTP)の関係性と起こっていそうなこと

景元の項で詳しく書いた。

 

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弟子といっても、途中で鏡流は景元の剣技のセンスの無さに「あ、こりゃだめだ」と思ったと思う。人並み以上にはできても、景元は体を動かすことにはあまり適正がない。ゲーム内で性能がいまひとつと言われているのも仕方ない。

景元に武で鳴らす将軍でなく、知をもって羅浮を守る将軍になることを考えさせたのは鏡流かもしれないと思う。

「剣はセンスがないからそこそこでいい、それよりその才能を生かしなさい」などと、はっきり言っていそう。

あと、いつもうつらうつらしていないでシャキッとしなさいとか、もう少し野心を持ちなさい、などなど手厳しい言葉で世話を焼いていそう。

景元が鏡流のことを「最後まで親しいとは言えない間柄だった」と言っているとおり、鏡流からしても景元は何もかもが違っていて、全くつかみどころのない弟子だったと思う。

それでも、母親……というよりは日本社会のおける価値観では父親のようにして景元を庇護し、厳しく育てたと思う。

 

 

鏡流(ESTJ)-刃(ISTP)の関係性と起こっていそうなこと

刃の項で詳しく書いた。

 

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昔あったスポ根もの指導者と選手、みたいな関係になりやすい。そのままである。

情報が増えてきてもここの解釈は変わらない。

刃ちゃんの鏡流への言いようはアレであるが、少なからず信頼はあると思う。

種々の事実がそれを証明していると思う。

きっと鏡流の方にも支離剣にまつわるモーションか、エピソードがあると期待している。

鏡流が苛烈な稽古を行うに至った経緯が未だ明らかになっておらず、鏡流にとってもやむを得ないものだったのではないかと思うが、そんな諸々を抜いても刃は景元と違って素質のある良い弟子だったと思う。

 

 

鏡流(ESTJ)-飲月/丹楓(INFJ)の関係性と起こっていそうなこと

飲月(丹楓)の項で書いた。

 

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書いたが、情報が増えるにつれて疑問が増えてきたところがある。

冒頭でも書いたが、千の星を巡る紀行PV「仙舟通艦・五龍遠徒」とショートアニメ「玄黄」の2つの動画で謎が深まっている。

丹恒-飲月の衣装が彼独自のものであったことを茶化したが、これ、本当に自分の推論(仮定)に疑問を投げかける情報が入っていた。

丹恒-飲月は全体的に蓮がモチーフなのだが、丹楓の衣装は鶴なのである。

鶴も蓮も「長命」を象徴するものである。つまり、歴代の飲月は長命を象徴する何らかのモチーフの衣装を着ていた、ということだ。亀モチーフもいたかもしれない(ダサい)

自分は歴代の飲月が皆「蓮」、もしくは「睡蓮」モチーフの衣装を着用していたのだと思っていた。まさかあの衣装が丹恒-飲月独自のものだとは思っていなかったのである。

全体的に「月」モチーフの鏡流が右腕にぽつんと睡蓮をつけているのである。

丹楓ですらなく、丹恒のモチーフを身に着けていることになるが……

それとも飲月の攻撃はみんな蓮が出ちゃうのか……? 服は鶴でも?

 

丹楓、丹恒-飲月、鏡流のあたりは考えるだけ無駄な気がしてきた。

だいたい、重要そうな役割っぽい白珠ちゃん(ようやく名前が判明した)の情報が今の時点でも全くないのである。

これきっと、壮大な後出しじゃんけんのパターンだと思われる。

 

 

雲上の五騎士内での鏡流の立ち位置はこんな感じ

どう考えても、厳格で頼りになるパパ。

刃や飲月(丹楓)にとっては、融通が利かないが頼もしい上司かもしれない。

「はあ……仕方ないな」と思いながら、従っていそう。

 

これでいったら、景元、飲月(丹楓)、刃と鏡流の四人はなんだかすごくバランスが悪い。

景元と飲月(丹楓)が強烈で、刃は静かな緩衝材にしかならないのであべこべな感じがする。

そう思っていたら、動画見た感じ白珠(狐族の女性)がムードメーカーっぽかった。快活で酒好きそうでもあった。刃ちゃんの表情にまで注意を払っていたし、ESFJかESFPっぽい。

鏡流がいちばん親しかったのは白珠のような気がする。

というか、この組み合わせでいったら潤滑油をひとりで担っていたのが白珠じゃないだろうか。

この四人だけだと陰の気が強いというか……有体にいうと「暗い」感じがする。

 

 

おまけ 恋愛相手や親友などより親密になる可能性があるのは

MBTIの教科書的には飲月(丹楓)INFJとあると思う。

自分は理想論のように思う。なぜなら、夫婦とそのパーソナリティの研究によれば、現実の夫婦は正反対夫婦よりも似たもの同士夫婦の方が遥かに多いのだ。

性格特性で共通する項目が少ないと、関係が浅いうちは違和感や反発が主にある。それを乗り越えればその違いが互いに有益であることに気づけるが、現実はそこまで関係を深められないのではないかと思う。

似たもの同士の方が最初から違和感なく付き合え、だから親しくなれるのではないだろうか。

鏡流が親しくなれそうなのは、景元、飲月(丹楓)、刃の3人の中なら刃。

新たにUPされた動画を見るに白珠だと思う。

 

 

 

 

なんとなく……なんとなく、だが、

丹恒、飲月(丹楓)周りはちょっと設定が雑なのかもしれないなと、思ってきた。

 

丹恒の主題ってアイデンティティの模索と確立だと思うのだ。

飲月(丹楓)は、自分ではどうしようもないものの象徴なので、現実だと家庭環境とか、親とかかもしれない。

こう考えると、今まさにアイデンティティの模索というまっただ中にある若い人には丹恒という存在はすごく刺さると思う。それだけで十分価値のある魅力的なキャラクターだろう。

細かい設定などナンセンスかもしれん。

 

中年で、しかも論理優勢の自分は感情などそう揺さぶられないので、けっこうショートアニメの内容には違和感があった。

その直前に公開された、千の星を巡る紀行PV「仙舟通艦・五龍遠徒」では丹楓や丹恒の在り方を暗に肯定しているような内容で矛盾があるように見える。

丹楓はこれまでの仙舟、持明族の在り方としてはイレギュラーな存在になってしまったが、それこそが龍の「不朽」の真理に近づいたのかもしれないという内容だと思う。

 

それなのにその最前線を走る丹恒が、転換点になる丹楓を否定するのか……。

そこは統合しないとだめじゃないのか。

 

というか、そもそも飲月君は建木を鱗淵境で封印することを勝手に決めたり、独断専行の人でその文化の常識という枠からはみ出してしまう系の人だろう。

つまり、それが「正しい」と不朽の龍によってインプットされている存在じゃないのか。それなのに、なぜ丹楓があんな伝統的価値観に縛られた言動になるのか、不思議でたまらん。

過去と向き合う丹恒の妄想オチにしてくれないと、整合性がとれない面がある。

めちゃくちゃ深読みすれば、丹楓が「お前も私と同じように、仲間を取れるか?」と丹恒をあえて試しているようにも見えなくはないが……。これは恐らく考えすぎだろう。

 

仙舟はまだ伏線が多くて話が広がりそうなので、整合性を雑にして欲しくない思いがある。

雲騎軍の武芸はどれも伝承されていくもので、素裳の母さんと鏡流の剣技が同じ流派なこととかさ……それを刃が受け継いだこととか、しかもその刃が星核ハンターになっていることとか、景元はそれを自分が見出した天才少年彦卿に伝授したこととか、どう考えても重要そうなのだが。

あとどうでもいいが、羅浮は仙舟の旗艦なのになんで元帥が乗ってないんだろうか。

 

細かいこと言い出すときりがないが、仙舟関連はまだ広げるつもりがあると思うのだ。

いろいろ考えさせて楽しませて欲しいと思うばかりである。