【崩壊スターレイル】鏡流の実装が憂鬱になってきた件
考察などではない。
ただの雑感である。
明日だな。
紀行PV、キャラクターPV、その他公式情報を見ていると、どうにも嫌な感じしかせず気が滅入ってきている。
何が滅入っているって、鏡流の刃への感情が思っていたよりかなり冷え込んでいそうなことである。
特にこの件。
三尺の凡鉄は、とうの昔に捨て去った。
(中略)
形ある武器は身動きを封じる重荷にしかならぬということを。
兵器を作る匠にとって、これは戯言でしかないかもしれぬがな。
(鏡流 キャラクター紹介より)
兵器を作って身を立て、長命種でも持明族でも孤族でもないのに仙舟に貢献してきた刃のアイデンティティを否定するような発言ともいえる。
そのうえで刃自身を自らの手で最強の兵器に仕立てあげたというものすごい皮肉。
強烈である。
鏡流の支配的な性質が垣間見えるし、刃への仕打ちは何か相当の理由があるのだろうなと思わせる。
しかし、どんなことがあったって人のアイデンティティを揺るがすようなことはしてはいけない。存在を否定するようなことはだめだ。
これを見てから、刃が包帯を巻いた折れた剣を抱えて目をつぶっているのを見ると……居たたまれない。
剣が支離となれば
過去は皆空となる
(千の星を巡る紀行PV「雲騎武経・説剣」より)
この台詞からすると、鏡流にとっては刃の打った剣は雲上の五騎士の絆の象徴のようなものであり、拠り所のようなものだったのだろうと思う。実際、景元と丹恒と刃本人は未だそれを使っているからな。
鏡流にそうせざるをえない理由があるんだろうけどな。
きっと悲しみに満ちた理由だろうな。
刃にはこんな有様なのに、景元に対しては
「ここまで本当によくやっている」
「彼に比べ、我は師匠失格だな」
と、なかなか温度差を感じる。
しかも、その景元が鏡流を討たねばならなかったという……
なんだその地獄は。
なにやら水滸伝が思い浮かぶ。
自分は金瓶梅の愚かさとやさしさと人間臭さの方が好みである。
さらに不穏なのは、事前情報の段階になっても鏡流が全く飲月(丹楓)に言及しないことだ。
刃には婉曲的に、景元は直接的に、白珠には印象的に触れているのに、丹楓には決して触れない。こうなってくると触れないこと自体に意味を感じるが、深読みしすぎだろうか。
次に相見えた時…我々は敵か味方か、生きているのか死んでいるのか、果たしてどちらだろうな?
次に相見えた時…今と同じでいられるだろうか?
次に相見えた時…天の星を必ずや斬る。
(鏡流 キャラクターPV 「切先は戻らぬ」より)
これも、ぱっと見た感じ雲上の五騎士の面々に宛てた言葉に見えたが、なぜ3種類しかないのだろうか。
それとも、白珠と飲月は生まれ変わって白露と丹恒になっているので、一緒くたになっているのか…?
PVを見ているうちに鏡流が腕につけている花は飲月を象徴する「蓮」でなく、鏡流を象徴する「月下美人」とかかもしれないなどと思いはじめたが、それにしてもずいぶんクローズアップするな、とも思う。
キャラクターPVで爆発霧散しているのは、
「鏡流、壊れちゃった」という意味なのか?
これだけ目を引くようにしておいて、花自体に何も意味がなかったら肩透かしである。
すっきりしたいので諸々知りたいが、もはや悲しい話しか出てこなさそうで気が滅入ってきている。
こんな時世なので、フィクションでぐらい人間の美しい面を見たいものだ。