どうでもいいこと

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【崩壊スターレイル】飲月の乱は救いのない悲しい話だった件(Ver.1.3後)

どうしてもキャラクターストーリーを見たかったので、丹恒・飲月を引いた。

86回も回したあげくすり抜けて、言葉を失った。

別に性能面では要らなかった。虚数はヨウおじちゃんで満足していた。

それでも、キャラストをすぐに見たいがために回したんだ……

無凸確保に168連もかかったんだ。

そうして、即行でレベル80にして読めた話は、ただただ悲しい話だった。

 

 

ネタバレの塊である。

このためだけに168連かましたんだ、許して欲しい。

自分で読みたい人は戻ってガチャ回そう……。

 

 

 

 

 

丹恒・飲月のキャラクターストーリーで分かった要点まとめ

 

1.飲月君、人になって壊れちゃった

2.白珠は鏡流と飲月を守って死んだ

3.ぐらぐらだった飲月君の心にとどめを刺したのは刃ちゃん

 

順に書いていくが、丹恒・飲月のキャラクターストーリーはかなり分かりにくい。

刃も相当だったが、こちらの方がひどい。

時系列を入れ替えて書いたり、そもそも時系列が分からなかったり、主語がうやむやなまま書かれているところがある。

わざとだろうけどな。それか翻訳がいまいちなんだろうけどな。

何度か読み返して、これまで分かっている他の情報とつき合わせて考えたが、違う解釈もあるかもしれないことをご留意いただきたい。

 

 

 

1.飲月君、人になって壊れちゃった

 

飲月はその育ちや特殊な地位から、自分と他者をはっきり区別……というか、何とも思っていなかったか、何なら「凡人」呼ばわりして見下していたようだ。

龍に変身できるため、天から戦場を見下ろして、

 

見ろ、人がゴミのようだ

©️ ムスカ大佐 1986

 

状態だったようである。

ところが、雲上の五騎士らとの交流を通じて少しずつ人らしい気持ち芽生え、戦死する兵士ひとりひとりにも人生があること、自分と同じように温かい仲間がいることに思いを馳せはじめる。

すると、敵味方関係なく一網打尽にする自分の力にも胸を痛めるようになったようだ。

冷徹な龍尊のままで居られれば良かったのに、皮肉にも温かい仲間との交流が自身を傷ませていくことになったようである。

そして、それが下地となって、とうとう大それたことを仕出かしたようだ。

 

 

 

2.白珠は鏡流と飲月を救って死んだ

 

舞台はやはり景元が言った「倏忽の乱」、もしくは亭雲がストーリー中で言った「数百年前、とある『豊穣』の使令が『建木』を奪うために、軍を率いて羅浮に攻め入ったことがありました」の時だったようだ。

辛くも倏忽を倒し、勝ったもののその戦で白珠は飲月と鏡流を救い、たくさんの羅浮の人達を守るという選択のために特攻し、壮絶な亡くなり方をしている。

 

 

 

 

3.ぐらぐらだった飲月君の心に止めを刺したのは刃ちゃん

 

白珠が特攻した際の戦では、飲月も「爪牙を奮い立たせ、怒りを爆発させ」て、懸命に戦ったようだ。しかし、決して勝てないという絶望のようなものを覚え、同時に死の淵で永遠の命への誘惑にも駆られたっぽい。

そのまま引用するが、刃は白珠を失った悲しみもあってか、その嘆きを以下のように飲月にぶつけている。

「倏忽は死に…俺たちは勝った。しかし、あと何度勝てる?俺たちはあと何度こんな代価を払う必要があるんだ?」


「建木を見ろ。まだ生きている。建木がそびえ立つ限り、化け物どもは…何度でも押し寄せて来るだろうな。仙舟人、狐族それから持明族と忌み物の戦いは永遠に終わらないんだ」


「そう、俺たちは何も特別ではない。俺たちの命は何かのために犠牲になり、あるいは死ぬ…でも全部、俺たちの選択だ。彼女がお前と鏡流を救うと選択したように…彼女がもっと大勢の人を生かすと選択したのと同じようにな!」

 

これが最後の一手になって飲月はひとりの人間として「選択」をし、やらかしたようである。

 

 

まとめ

 

飲月の乱は固有の自我を確立できていなかった飲月が、仲間達との交流を経て丹楓という個人の人格を持ってしまったゆえに起きた悲しい事件だった。

大事件を誘発したのは、丹楓や鏡流、羅浮の人々のために特攻し、数本の髪と数滴の血だけを残して亡くなった白珠と、白珠を失いやり場のない悲しみと嘆きをぶつけた刃の言葉だった。

 

 

 

 

すっきりしてない謎

 

この流れだと、最大の謎が残っている。

 

刃ちゃん、どうして自己回復能力付不死になった?

 

丹恒・飲月の同行クエによれば、丹楓が龍化妙法で造りだした厄龍は鱗淵境の大部分を壊滅させ、そのままならば建木の封印も壊されていたという。そして、丹楓の親友たちが力を合わせて厄龍を殺したとも。

丹楓が白珠の血と髪の毛から龍化妙法で厄龍を作り出したとして、それを親友たちが討ったとして……そこからさらに半持明族になった白珠(厄龍)が脱鱗して白露になったとして、刃ちゃんはいつ、なんのためにどうやって不死化したんだろうか。厄龍退治の戦力増強のためか?

刃は罪の意識を持っているようなので、丹楓を追い詰めて壊してしまったことを悔やんでいそう。罪滅ぼしのために、自分で選んだ道なんだろうか。

 

他にも諸々気になるところあるな。

鏡流の白露に対する態度は説明がついたが、鏡流の刃ちゃんへの仕打ちの理由とか、景元の丹楓に対する感情の濃さとか、刃の持ち物だった腕甲が丹恒に渡った経緯とか。

 

なんだか期待していたよりもすっきりしなかった。もう少し考えてみたい。

 

9/8追記:

考えた。皆同罪っていう話じゃないかと思ってきた。

 

h-ichii.hatenablog.com